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今年一年、お世話になりました。 [日記、時候]

快晴の大晦日でございます。
毎年、自分は年を取って行くのですが、いくつになっても「余裕」というものを身に付けられません。今年もあたふた、ドタバタの毎日だったように思います。
来年は酉年ということで、更にせわしなくなるのではと案じております。

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さて、明日は元旦です。天候も穏やからしいです。
正太寺では朝の8時より修正会(しゅしょうえ)を勤めます。
正信偈のお勤めで新年をスタートさせようという法要です。
毎年、ご家族連れなどで40~50名ほどの方と共にお勤めしています。
ささやかな「お年玉」の用意もあります。
お気軽にお越しください。
修正会は二日も同様に行います。

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お花方がご本前のお花をあげてくださいました。
千両、蠟梅が華やかさを添えています。
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こちらがお花方の様子です。
北風吹きすさぶ中の作業、お疲れ様でした。

今日は夕陽もきれいなことと思います。
新年の初日の出を敬うように、一年の終わりを告げる大晦日の夕陽にも手を合わせたいですね。

松元ヒロin豊橋 [日記、時候]

先週のこと、とよはし芸術劇場プラット・アートスペースにて松元ヒロのソロライブが開催された。
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相変わらず軽快なノリで世相を皮肉って笑わせます。
笑わせながら、大事なことに気づかせてくれます。
政治も経済も、強いもののために変えられてしまっていること。
太平洋戦争は終わったけれども、その傷はまだほったらかしであること。
沖縄のこと。戦時中、日本人に殺された多くの沖縄の人々がいたこと。
永六輔さんのこと。一本筋の通った日本人の一人としてご紹介くださった。

ヒロさんが永六輔の詩を語った。ここにあげさせていただこう。

「ここはどこだ」 作詞・永六輔 作曲・いずみたく
ここはどこだ 今はいつだ 涙は乾いたのか
ここはどこだ 今はいつだ 戦(いくさ)は終わったのか

ここはどこだ 君は誰だ 仲間はどこへ行った
ここはどこだ 君は誰だ 日本はどこへ行った
  流された血を 美しい波が洗っても
  僕たちの骨は それを忘れない
  散ったひめゆりを 忘れはしない
君の足もとで 歌い続けるここはどこだ
今はいつだ 戦(いくさ)は終わったのか
ここはどこだ 君は誰だ 日本はどこへ行った
日本はどこへ行った 日本はどこへ行った

ヒロさんの話を聞いていると、世の中への不平や不満を感じていても、それを他人のせいにして背を向けてはいなかったか。時代が違うと言い訳して、黙認していなかったか。自分一人ではなんともならないと、苦しむ人を見捨ててはいなかったか。
そうした厳しさと、「やれることからやっちゃおうよ」という勇気をもらった二時間でした。



松阪の常教寺 [高田の寺々]

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もう一週間も経ってしまいましたが、松阪の街中に佇む常教寺さまへと出かけました。
ナビに従ってお寺に近づくにつれて道は狭く、入り組んできます。古い街並みのあちこちにお寺が建っている寺町に常教寺もあります。

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この日は報恩講ということでお話しに招かれました。
本堂の中はとても荘厳で永い歴史を感じます。

一日目は午後からのお勤め、そして二日目は朝事とお説教というちょっと変わった勤まり方でした。
お汁粉がふるまわれたり、地域によって報恩講もそれぞれの頂き方があり、それぞれに奥ゆかしさを感じ、ほっと嬉しくなるご縁でありました。

成道(じょうどう) [仏・法・僧]

今日、12月8日はお釈迦さまがお覚りをひらかれた日といわれております。
一国の王子であったシッダールタは29歳の時に城を出て、ひとりの沙門(修行者)となり、修行に打ち込まれました。修行は厳しさを極めシッダールタの心も体もやせ衰えてしまったのでした。
そんな時、一人の娘から施された乳粥を口にすると生気がみなぎり、やがて覚りが目前であると感じられたシッダールタは大きな樹のもとに座り深い瞑想に入られました。
やがて覚りへと近づく様子に気づいた悪魔が、それを阻害しようとやってきます。
悪魔はシッダールタの欲望を煽ったり、恐怖心によってつぶしてしまおうと躍起になります。
シッダールタはいくつかの前世において積まれた功徳を大地に証明させんと右手をそっと大地に触れます。
大地は大きく揺れ動きその証としました。悪魔は恐れ降参し、シッダールタは覚りをひらいたといわれます。
ここに人類史上初めての仏陀(覚った人)が誕生したのです。

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日本ではあまり見られませんが、お釈迦様の覚りをひらいた姿としてこうした右手を大地に触れているものがあります。この姿を降魔印とも触地印ともいわれ、先の悪魔を降参させたことと覚りをひらいたことを象徴しています。

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そして正太寺本堂の今月のはんこはこの「降魔印」をかたどりました。ハンコの隣にこのお釈迦様の物語の一節も紹介したカードが置いてあります。

綿引明浩展 ILLUSION [豊橋・牛川]

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綿引明浩展 ILLUSION 透明な絵画 2016年12月1日~20日
ギャラリーサンセリテにて

ご覧のように鮮やかな色彩で摩訶不思議な世界が描かれています。16世紀北方ルネッサンスの画家ボッシュを思い起こさせますが、こちらはカラリと晴れ渡っています。

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とにかく会場に入るとまぶしいほどその色彩が目に飛び込んできます。それは鮮やかな絵の具が使われているということだけではありません。その技法にも特徴があるからです。

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こちらは等身大の人物のシルエット。これは透明なアクリル板が支持体となっていて、ガラス絵のように裏から描いてあります。裏から描くということは最初に載せた絵の具が絵の最表部となり、後から塗った色はその背面、背景となってゆくという通常の描き方と反対の順序で描いてゆきます。これは完成した姿がきちんとイメージできていないと描けません。
ガラス(綿引氏はアクリル板を使っている)に直接塗られた絵の具はペタリと張りつき、研ぎ澄まされた色彩を放ちます。

さらに綿引氏はそのアクリル板をいくつにも重ねることで作品に不思議な立体感を作り出しています。
今回の展覧会には三種類の作品が並んでいます。一つはいわゆる平面作品(版画やタブロー)
二つ目はその幾重にもアクリル板を重ねた作品。これも近景、中景、遠景という構成で出来ていますので3Dなる立体作品といってもよいでしょう。そして三つ目が机の上に垂直に立っている立体作品です。

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小さくてかわいいサイズながら強さとメッセージを秘めていると感じました。

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描かれている奇妙な生き物たちは氏の幼いころから湧き出てきていたキャラクターだそうです。どれも幸福そうな様子が観る者を優しくしてくれます。

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