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視座 [豊橋・牛川]

Aワイエス素描展2016553.jpg
アンドリュー・ワイエス水彩・素描展
2016年7月16日~8月21日(日曜日) 豊橋美術博物館


会期あと三日しかありませんが、これは見てよかったと思ったので紹介だけでもしておきます。
アンドリュー・ワイエスとは20世紀アメリカを代表する画家のひとりです。迫真の描写力で描かれた日常風景は、単に「まるで写真のようだ」を超えて深遠な精神性を感じさせるまでに表現しています。

会場にはワイエスが「オルソン・ハウス」と呼ばれる海を臨む丘の上に建つ簡素な家と、そこに暮らすオルソン家の姉弟を題材に丁寧に描きとめた水彩画、スケッチが並んでいます。
その描写力には舌を巻くばかりなのですが、それ以上に作者ワイエスが見ている場所が、画面の手前に感じられ、絵と向き合うことにより、私も絵の延長線上に座らせてもらったようなリアルな距離感が感じられました。
画面からはワイエスが走らせる鉛筆の音や、粗い筆が紙を滑る時の振動が伝わってくるようでした。
これらのスケッチやデッサンは大きな作品のための準備として描かれたものというよりも、まずこれらのスケッチが描かれ、そこから発展して大きな作品、画面全体にかけて緻密に描き込まれた作品となっていったのであろうと思います。
こうした作品が埼玉県朝霧市の丸沼芸術の森に所蔵されていることにも驚きました。なんて素敵なコレクションだろう。それもこれらが揃うことによって、その意味合いが明確となり、説得力を持つことにつながっていることでしょう。

でも、一緒に行った私の連れ合いは、いかにもワイエスというような緻密に描き込まれた本作品を期待していたようで、なんかはぐらかされたように感じ、つまらなかったと感想を申しておりました。
私にとっては「これがワイエスか!」と胸を高まらせつつ鑑賞してきましたが、「え~、これがワイエスなの?」と思う人もいることでしょう。

でも、見ておいてもいいと思いますよ。空いているし、車は停められるし、安いし、涼しいし。
お出かけください。



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