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通夜法話・厳かに去りゆく人へ [されど習わし]

昨晩はお通夜が勤まりました。故人は大正生まれのご婦人、二年前にご主人を看取られ、その三回忌もつい数か月前に勤められたばかりであります。
ほんの数日の入院でもってお亡くなりになられました。
長寿を全うされてご生涯を終えられてゆく方に対して、どのような思いを向ければよいのか常々思案しつつも、きっちりと押さえをもった思いに至ることがありませんでした。
それが昨日はご尊顔を拝し、微笑む遺影と向き合いながらの勤行をしておりましたら、今までには感じなかったお送りする思いが湧いてまいりました。
勤行に続いてご遺族、聴聞者の席へ向き直り短いお話をさせていただきました。
夕日1.jpg

「Hさんがお亡くなりになられました。Hさんと同じ年に生まれた方にはどんな人がいるだろうかと調べてみますと、三島由紀夫、梅原猛、林家三平(初代)などのお名前を見つけました。長生きされた事と共に生きて来られた時代というものをわずかでも感じさせていただきました。
その昔、聖徳太子は大阪の地に四天王寺を建立し、真西に向いた門を作られ、そこから西の空に沈みゆく夕陽を拝みながら、西方極楽浄土に思いを馳せられたように、今私たちはHさんが静かに静かにこの世を去らんとするその後姿に手を合わせ、その向こうに阿弥陀様のお浄土を偲ばせていただくご縁を頂戴しました。Hさんとの思い出をそれぞれ皆さんお持ちの事と存じます。どうかその思い出を尊い仏縁と思い、大切にしていただきたい。」
夕日2.jpg

凡そこのような内容でお聞きいただいたことでした。ご遺族の中の30代と思しき若い方が頷き頷き聞いてくださっていたことが、私にとってのありがたい確かめと受け止めさせていただきました。
夕日3.jpg

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